胸が痛い
どれだけ憂いても私がどーのこーのしてどうにかなるわけじゃないことが多い。
多い、じゃなくて世の中のことはたいていそうだ。
あ、私自身のことじゃなくて、世の中のいろんなこと。
まぁ連日の事故だったり事件だったり
社会問題だったりするわけですが。
当事者にならない限りはテレビの中の出来事って感じでどこか遠いけれども。
でも自分の周りで生臭いことが起こると、急にリアリティが増して、自分がどれだけ理想を掲げてもどうにもならん、無力さに愕然とするのです。
一例をあげると
私の父親に金を貸してくれと泣きついてくる友人がいること
そして父親が金をしぶしぶ貸していること
この事に対していろんなことを思う。
よくある話だわな。
でも、泣きつかれるほうとしては困るよね実際
うちは貧乏ってわけでもないけど裕福では決してない。
中の中。私立大学は無理と言われたくらいだし。
貸してと言われて「ほいよ」と出てくる金なんてどこにもない。
正直そんなことされたら我が家が困る。迷惑この上ない。
が、一番心がぎゅっとなるのは「友人」が金の無心に来る、ということだ。
私はたとえどんなに親しい人でも金の貸し借りはしないと思ってる。金の切れ目が縁の切れ目。
私だけじゃない、我が家は皆そう思っている。
お金というのは厄介なものだからねぇ。
が、本当に友達が心底困っていて、もう自分が断ったらそれこそ夜逃げするしかない、とか生死まで心配する状況になってしまったら…?貸すよ。そりゃ。情があるもの。
父親もきっとそうだったのだろう。
金を貸してくれと言う方も言われる方もお互い苦しいね。
「友達のところに来るのは一番最後だ。きっとそこまでに断り続けられたんだろう。でも、友達がいくら最後だからってやっぱり貸しちゃいかんかった」
とさっき父親がつぶやいていたのが聞こえた。
前言ってたけど、その人から連絡が来ると「金だな」って思うんだって。
そういうの、悲しい。すごく悲しい。
その人の人生を想像してみる。
生きるというのはなかなかどうして。。むむ