涙になるしかなく

昨日の夜11時、事件は起こった。
事の発端は10時半過ぎ、私が入浴中のこと。
母親が私の携帯電話を持って『電話だけどどうする?』と。
見ると3ヶ月ぶりに連絡が来た友達だ。おぉ。久々。
出てみた。するとカラオケに行かないか??と。行く行く!
友達3人でカラオケに行こう〜ってなった。私も次の日が休みだったし、何より遊びたかった。
最近なんとなく、悲しい。なんとなく、さびしい。っていう気持ちがず〜〜っとあって。ここでぱぁ〜〜って遊べたら私の生活も色味を取り戻すんじゃないかって希望が持てた。
お風呂から出て、ちょっくらカラオケ行ってくるわぁ〜って親に報告。何の気なしにね。
したら忘れてたけど、うちの親って変なところでものすんごぃ過保護なの。
『は??ばか言っとるじゃないよ』
ってふっつ〜〜に反対された。
私もそこで、あぁ、実家暮らしってこういうことだっけ。とようやく思い出す。
でも私ももう21歳、誕生日きたら22ですよ。まぁわーわー小言言われても遊びにいけるって思ってた。軽く。
したらどんどん暗雲が立ち込めて・・・
父親が怒り出した。
私は別にいいじゃん!!!と反論する。
でもとりあってくれない。
あまりにむかついて泣けてきたので2階の自分の部屋に逃げ込んだ。
なんで?!なんで?!
21だよ??そりゃ遅くから出ていくけど、私だって人並みに遊びたいよ!!心配されるのもわかるけど、そこまでかたくなに反対することないじゃん!!!
しばらく泣いて、落ち着いた。
私ももう大人だ。ちゃんと話して、わかった、いいよ、と言われないと遊んでたって楽しめない。お願いしてみよう。ちゃんと、ちゃんと気持ちを話して面と向かってお願いしよう。
お風呂からあがった父親に、行かせてください、お願いします。と感情的にもならず平静を保ってお願いした。
それなのに父親はヒステリックにいかんに決まっとるだろ!!!と怒鳴る。
色々私に浴びせかけてきたけど、またあの一言を。『お前はお父さんとお母さんの気持ちを考えたことがあるのか』
それ聞いて耐え切れなくなって、また泣けてきた。
そんなことわかってるよ。お父さんとお母さんが私のこと心配して反対してることくらいわかってるよ。夜遅いからダメだって言ってることくらいわかってるよ。
でも私だってたまには遊びたいよ。地元帰ってきて、ほとんど毎日働いて、今は休みの日でさえ車校に通って。気軽に友達と遊べないし、私だって息抜きしたいよ。
そりゃ私が帰ってきたくて帰ってきたよ。でも、毎日毎日同じことの繰り返しで私だって刺激がほしいよ。
東京にいたときみたく、とまでは無理なことわかってる。でも、私が夜遊びたいなんていうことだってそうそうないじゃん。なんで?!なんで?!
お父さんは私が親の気持ちをまったく無視して遊びに行きたいと言ってるって思うわけ??
それほどまでに私のことを勝手だと思ってるの??
それに21にもなって私は親の許可がないと夜遊びできないの??
色々言いたいことがぐるぐるぐるぐる頭の中でまわってたけど、正直私もいっぱいいっぱいでそれが全部涙になってどばどば出てきて、それでもお願いしますって言ってた。
取り合ってくれない。悲しい。
私があまりにも泣くものだから、父親が『そんなに行きたいなら勝手にしろ!!』って吐き捨てた。
それを聞いて黙ってた母親がやってきて、『そんな言い方はないじゃない』って私をかばいはじめた。
この子だって毎日名古屋まで行って帰ってくるのだって遅いんだから、たまにはいいじゃない。
そんならお前はこんな夜遅くから出て行ってもいいっていうのか。
それはいかんけど・・・
だったらダメだ。
でもお父さん。
だったら勝手にしろ!!
だからその言い方は。。
勝手にしろって言っとるだろ!!
・・・・・・・・・・・
あぁ、もうなんか耐え切れない。私が悪いんです。悪いんです。
ごめんなさい。
自分でもおかしくなるんじゃないかってくらい激しい泣き方をした。
嗚咽? こんな泣き方があるんだ、って自分でもびっくりした。
大声上げて、ぐしゃぐしゃになって、こんな風に泣いたのは小学生とかそれくらいぶりだ。
小学生の時よりたちが悪い。あの時はただ単純に泣いてるだけでよかった。
今は、いろんな感情がごっちゃになって、苦しくて苦しくてそれを涙に変えてだしている。
また2階に逃げた。もういいよ。もう断るよ。行かない。
すごく行きたかった。友達と会えるってことが毎日を過ごす糧になる。だから行きたかった。
父親は親の気持ちを考えたことがあるのかって聞いてきた。
そりゃ心配されてることくらい重々承知ですよ。
でも、お父さん。お父さんは私の気持ち考えたことある??
ちょっとでも私の気持ちを考えようとしてくれたことある??
きっと、ない。
それに気づいてまたさらに大声で泣いた。
結局はお父さんが私に愛情を押し付けてるんじゃん。
私のことだって考えてよ。
そんで私が親の気持ちもわかってるってことに気づいてよ。
私が心配されてるのわかってて勝手にしろって言われて出ていけると思うの?
私が親のスネかじってて引け目を感じてるから強く出れないのに、そんなこと言われて出ていけないのに、そうやって弱いところを散々怒鳴って脅すのは卑怯だよ。
もう嫌、もう嫌。どうにもならない。
友達から近くまで来たよと電話が入る。
ごめん。やっぱいけないや。。。
恥ずかしかった。21にもなって父親に反対されて家から出られない私。過保護。
それでもそれを振り切って遊びに行くほどの勇気・後先考えない若さがない私。
わかる年になってきたんだもん。親の言ってることが。
友達にちょっと説得された。いいの?って。いつまでたってもそうかもしんないよ。って。
私ももう一回お願いしてみよう、という気になって5分だけ待って、といって電話を切った。
下に下りると父親はもう寝てて、母親がテレビを見てた。
一見静寂を取り戻したかのようだった。
どちらかといえば私よりの立場にたってくれていた母親に気持ちを話した。
私だって遊びたいよ。たまにはいいでしょう?親の気持ちもわかってる。そりゃ親になったことなんてないから子供を心配する気持ちを完璧に理解はできないけど、心配されてることはちゃんとわかってる。でもお父さんは私の気持ちなんて考えたことないよ。
そういうと、母は私をなだめた。
今日は我慢して。ね?今日はもうだめだよ。たまに遊びたいのもわかるけど…今日は我慢してね。
じゃあいつになったらいいの??いつになったら許してくれるの??
味方になってくれたかと思われた母親にそういわれて絶望的になって、またぼろぼろと涙。
そうこうしてたら父親が起きてきた。
『だからもう勝手にしろって言ってるだろ!!!』
なんでそんなに感情的に言うの??なんで?なんでそうやって追い詰めるの??
『もう勝手にしろって言ってるだろ。出てけ出てけ!!わかった、俺が出してやるわ。ほら、出て行けばいいだろ!!』
そうやって背中を押してきた。
『二度と帰ってくるな!!』
『それとな、いつになったら?っていっとったけど、お前はこのうちにいる限りまだ扶養家族なんだよ。どっかにアパート借りて、一人暮らしして、ひとり立ちしたら何もいわんわ。この家におって親の言うことが聞けないなら出て行け!』
もう我慢できない、って思って本当に出ていこうって思った。それは遊びにいこうっていう気ではなく、この父親から離れたい!!っていう気持ちだった。
携帯をとりに階段をのぼりかけた私に、父親が言った。
『お前これだけ言われて出ていく気じゃないだろうな』
足首につけられてた鎖を忘れて這ってでも逃げ出そうとしたけど、最後にまだ鎖はついてるんだぞって引っ張られて気づいて絶望的になったって感じ。
叫び声だか泣き声だかわかんないような声で泣いてた。この感情をどうやっていいものかわからなくてただひたすらに涙をだした。
なんでこんなことで、ここまで追い詰められなきゃいけなかったんだろう。
ただカラオケにいこう〜って言ってただけだったのに。
お父さんなんて大嫌い!とか言って家を飛び出せるような若さが私にあったらよかった。
もうできない。私には仕事がある。住むところはここにしかない。ここに帰って、ここから仕事に行くしかない。
家に生活費をまだ入れてないし、すねかじりの身ですから。
好き勝手やって、免許もとらしてもらって。
・・・はぁ。なんでだろう。どうしてだろう。
あのねー何が納得いかんって父親のその言い方っていうか態度。
一方的に怒鳴るだけなんだもん。そういうのほんとやめてほしい。
ちゃんと話しあってほしい。私だって思うところあるんだから。
親にとって子供はいつまでも子供ってこともわかるけど、そこまでかたくなに反対しなくてもいいじゃん。私の気持ちもわかろうとしてよ。
その姿勢を見せもしないでだめだだめだの一点張りは納得いかないよ。
お父さんなんて大嫌い!とは今回のことで思わなかったけど、やっぱり私はお父さんのことは理解できない。お父さんがわからない。
昔っから私はお父さんとは合わないってもうわかってた(理解できない行動が多い⇒むかつく)から、あたりさわりないように生活してた。こういう人にはなりたくない。
自分が将来親になってもこうはなりたくない。
あーぁ。
結局昨日は泣きつかれて眠ってしまったみたい。
二階から父親が『もう今日はあいつを家に絶対いれるなよおかあさん!!!』とか言って玄関の鍵しめてる様子が伺えた。
ば〜か、外になんて行ってねーよ。ば〜〜か!!!
と一人でざまあみろとか思ったけど、結局は私の敗北なのでした。
朝起きたら目が史上最悪に腫れていた。お岩さんよりすごい。
あまりに泣きすぎるとまぶただけでだく、目の下まで腫れることが判明した。
どう頑張って目をひらいても薄目程度で、朝一で車校行かなきゃだし、必死で目を冷やした。でも見れるほどには回復せず、眼鏡で行った。
今こうやって思い出して書いてても悔しくて泣けたよ。
どうしたらよかったのか。私が悪かったのか。私がわがままだったのか。我慢するべきなのか。
じゃあ一人暮らしするか?するにしてもまた親に負担をかけることになり、ひとり立ちするのにも親の援助がないと到底無理なのです。
あぁ。東京で学生をやってればよかった。
実家戻ってきて初めて思った。
でも東京じゃ私は毎日不健康不健全で生活してるだろう。。。
あ〜ぁ。うちの親がもっと放任だったらよかった。ってこれすごい贅沢な発言です。
贅沢…そうですね。
あーぁ。やるせない。。。
そんなこんなで昨日からず〜〜〜っと胸に重いものがのしかかってます。
どうやったらこれは晴れるのだろう。いまだ見当がつきません。。。