口数。

今日は、ひっさびっさにサークルに顔を出してみた。
月に一度、会報を作る仕事があって、私はそれの責任者だったんです。
それが決まったのは一年と少し前の話で、そのときはちゃんとサークルに参加しようって決めたんです。その仕事を請け負う代表者になったわけだし、ちゃんとこなきゃなって。
でも、やっぱあわなくて、いつも苦しくて。
息がうまくできないよ。
愛想笑いとか、その場しのぎの会話とか。
で、もう行けなくなって、ほとんどサークルにかかわらなくなってしまった。
でも仲良くなった友達は数人いて、その子たちは辞めてほしくはないっていってくれて。
いつでもこれるように籍は置いておこうってなってた。
まぁ気まずくていつでもおいでよって言われてもいけるもんじゃないけど。
昨日はうちらの代がしきる会報作りが最後で、次の代に引き継ぐって日でもあって、私は一応最後だし…と妙な責任感と義務感があったから顔を出しにいったわけでした。
何ヶ月ぶりに顔を出すわけで、緊張しました。
しかも駒場って行くのめんどくさいし。
久々に行った駒場は銀杏並木がキレイでした。
久しぶり〜とかいって盛り上がるのは最初だけで、共通の話題がないわけだから話が続かない。1年生の話とかわかんないし。誰が誰やらさっぱり。
完全に外部の人間になったなぁって思った。
おにぎりとメロンパンを買って食べたんだけど、味が思い出せない。
ちゃんと食べたはずなのに、食べた気がしなかった。
気を張ってたんだろうな。
何を話していいかわからないし、本当いたたまれない気持ちで座ってた。
しかもやることないし。
私は心を開いてないと本当にしゃべらないので、無言で卒業する4年生たちの色紙なんかを書いたりしてた。
しかもいっぱい色紙があって。ほんとは全部書いたほうがいいんだろうけど、最初から全員に対して色紙を書こうなんて思ったことは今までに三年間で一度もない。
私は思ってもないことを言うのが一番いや。だからあまり話したこともない先輩に「卒業おめでとうございます、頑張ってください」とかありきたりなことを書いたり、「大好きでした」とか思ってもないのに書いたり、とても苦痛。
もらったほうも絶対に嬉しくないはず。
本当に自分が書きたいって思った人にだけ書いたほうがいい。
どうしても伝えたいって思いがある人が二人いたので、その人たちの色紙にはすごく真剣になった。
でも真剣に書きたい人に限って、言葉が出てこない。
伝えたいことがありすぎて、色紙に何を一番に書いていいかわかんなくて。
しかも色紙ってみんな回し書きして見られちゃうからあまり個人的なこともかけなくて…。で、あたりさわりないように、でもこの熱い気持ちが届くように…ってなことを思いながら綴った。
その二人の先輩にはまた別に機会にちゃんとメールなり手紙なりで感謝の気持ちを伝えようと思う。
サークルにぜんぜん顔を出さなかった人たちの分の色紙もあった。
面識がないのだからそれに書く人もあまりいない。
書いてあるのを読んでも、面積かせぎで字は大きいし、サークルの中心となる学年(一個下)の子たちが義務で書いたってのがみえみえ。
ものすごいむなしくなった。
こんなのもらったって嬉しくもなんともない。
誰もがそう思ってるはずなのに、なんで続けるんだろう。
私は来年この色紙がもらえるのかは知らないけど、(学校からいなくなるわけだし)会ったこともない子にメッセージを書かれて微妙な気持ちになるくらいならないほうがましです。
仲良くしたことのある子が、一言メールなりなんなりでありがとうって伝えてくれたほうがよっぽど幸せだ。
意味のないことならやめてしまえ。